著書

建築・都市の光環境や環境心理を中心に、光と人の関係を一般の人にも伝える書籍から、建築環境工学・照明計画の専門書まで、幅広い出版活動を行っています。

1998年以降の主な著書・編集・分担執筆等を掲載しています。


『飲料のおいしさの科学 ~水、茶系、果実・野菜、炭酸、乳飲料 ほか~』

エヌ・ティー・エス、2026(分担執筆)

担当項目: 第1章「暗闇環境下での飲料味覚の知覚特性」(小林茂雄/近藤奈々美 著)

視覚情報が遮断された暗闇空間における味覚の変化や誤認を科学的に解説。13種類の飲料実験を通じ、視覚の欠如による味覚の減衰(「暗闇の味」)や誤認の発生、暗闇でのコーヒーに対する心理的抵抗感・不気味さを分析し、私たちが感じる「おいしさ」が光や視覚的情報に強く支えられていることを提示しています。

『天才たちのインテリジェンス』

佐藤優 編(分担執筆:小林茂雄)、ポプラ社、2024

担当項目: コロナで住環境はどう変わったか(建築学分野)

各分野の専門家が現代の知性と社会の変化を語る一冊。コロナ禍における在宅時間の増加や住空間・照明環境の変化、心理的影響について論考を寄稿。

『快眠研究と製品開発、社会実装 ~生体計測から睡眠教育、スリープテック、ウェルネス、地域創生まで~』

田中秀樹、岩城達也 他編(分担執筆)、エヌ・ティー・エス、2022.6

担当項目: 第5章「睡眠と環境影響」第1節「睡眠と照明環境」

睡眠科学の基礎からスリープテック技術までを網羅した専門書。夜間の光環境や色温度、就寝前の照明が生体リズムや睡眠の質に与える影響について解説。

『テレビ会議で顔を出せ!リモートワークの新常識45』

角嘉紘 著、倉貫義人 監修(解説寄稿:小林茂雄)、2021

担当項目: 在宅勤務における光環境・サーカディアンリズムおよび昼間の照度不足に関する解説

リモートワークでのスムーズなコミュニケーションと就労環境の構築を説く実用書。オフィスの照明環境と比べて在宅勤務では昼間の照度が不足しがちである点や、光環境の乱れがサーカディアンリズム(体内時計)や執務意欲・健康に及ぼす影響について環境心理学・建築光環境の観点から解説しています。

『建築設計のためのプログラム事典』

日本建築学会 編(分担執筆:小林茂雄・太田温子)、鹿島出版会、2020.10

担当項目: p.152〜156「22 ふじようちえん」(小林茂雄・太田温子 執筆)

子どもの行動や回遊性を自然と引き出す楕円形の特異な建築形態と、社会・環境・教育プログラムを結びつける空間デザインを分析。建築空間と教育プログラムがどのように一体化しているかを読み解く事例として解説しています。

『光と音の建築環境工学』

小林茂雄・望月悦子・上野佳奈子・安田洋介・朝倉巧、朝倉書店、2018.8

担当項目(小林茂雄 執筆分):
第1章「建築と光」(サーカディアンリズム、色彩環境等)
第2章「光と視覚」(眼の仕組み、順応、明視条件、グレア等)
第4章「色彩」(色の心理・配色・色彩計画)
第7章「光環境計画」より 7.1「住宅の照明」、7.3「美術館・博物館」、7.5「屋外光環境」

建築における光と音の基礎から応用までを網羅した大学教科書。光分野では、健康や安全に関わる光の役割、視覚特性、色彩効果に加え、住宅・美術館・屋外空間における具体的な光環境計画を解説しています。

『はじめての建築環境工学』

小林茂雄・中島裕輔・西村直也・古屋浩・吉永美香、B5・174頁、彰国社、2014.9

担当項目: 光環境・視環境分野 / 表紙デザイン

建築環境工学(光・熱・空気・音)の基礎を学ぶ初学者向けテキスト。豊富な図解やイラストを用いて、身近な現象から環境デザインへの応用までを解説。

『はじめての建築環境工学』表紙

表紙をデザインしました。

『建築設計のための行く/見る/測る/考える ― 発見・発想・試行のフィールドとデザイン』

日本建築学会 編(分担執筆)、鹿島出版会、2011

担当項目: 空間デザインのための照明手法(pp.167-168)

フィールドワークや実測調査から得られた知見を建築デザインへ昇華させるプロセスを提示。夜間街路の実測や光の心理効果を設計に活かすアイディアを説く。

『美しい色のある街 色を楽しむカラーガイド』

公共の色彩を考える会 編(分担執筆)、青娥書房、A5判・144頁、2011年10月

担当項目: イエメンの街並み 日干しレンガと漆喰の外壁(p.13、pp.109-110)/ ラスベガスのネオン ネオンサインの維持保存(pp.15-16、pp.118-119)

世界と日本の色彩豊かな都市空間や建築を紹介するヴィジュアル・ガイド。中東伝統の街並みにおける自然素材の色や、ラスベガスの夜のネオン文化の保存と光環境を考察。

LichtRegion

ドイツ語・分担執筆 / Stefan Hochstadt, Dennis Koehler, Manfred Walz(編集)、Klartext Verlagsges. Mbh、2010/11

担当項目: アジア・日本の都市における夜間光環境と照明文化に関する寄稿

ドイツを中心に世界の都市・地域における「光環境計画」や「ライトアート」の実践例を集大成した国際的論文集。

LichtRegion 表紙 LichtRegion 関連写真

『写真で見つける光のアート 街歩きを10倍楽しくするために』

小林茂雄+東京都市大学小林研究室、雷鳥社、2010.10、A5判・128ページ

担当項目: 著書(小林研究室との共同執筆・企画・撮影)

普段何気なく通り過ぎる街の中に潜む「反射光」「透過光」「グラデーション」などの光の芸術を写真でキャッチするフィールド・アプローチ本。

台湾版

光影先決:光線攝影的演繹與趣味
出版社:悅知文化 / 出版日期:2011年03月24日

捕捉生活中建築物的透過光、玻璃的反射光、水面的帶狀光等、容易被忽略卻充斥在周圍的光源、卻能激發出獨特地創造力、營造出兼具想像力的藝術氣氛。

台湾版『光影先決』表紙 台湾版 誌面イメージ

『Lighting by Yourself ― 手づくりライティング』

小林茂雄+東京都市大学小林研究室、オーム社、2010.6、A5判・144ページ

担当項目: 著書(企画・執筆・DIYライティング手法および演出場面の考案)

身近な素材や工夫を用いて、自分自身の住空間や屋外空間を演出するDIYライティングの解説書。さまざまな場面に応じた光の手法と具体的な演出プロセスを多数収録。

『ストリート・ウォッチング ― 路上観察と心理学的街遊びのヒント』

小林茂雄+東京都市大学小林研究室、誠信書房、2010.3

担当項目: 著書(路上観察・環境心理実験の企画および執筆)

街の痕跡や人工物、人々の行動から都市空間の心理を紐解くフィールドワークのヒント集。環境心理学の視点で街歩きを楽しむ手法を提案。

台湾版

走上街頭玩推理
作者:小林茂雄、東京都市大学小林研究室 / 譯者:闕韻哲 / 出版社:三悅文化 / 出版日期:2012年12月06日 / ISBN:9789865959333

台湾版『走上街頭玩推理』イメージ1 台湾版『走上街頭玩推理』イメージ2 台湾版『走上街頭玩推理』イメージ3

『街に描く ― 落書きを消して合法的なアートをつくろう ―』

小林茂雄/東京都市大学小林研究室 編著、理工図書、2009.4

担当項目: 編著(全体執筆・フィールドワーク実験および地域防犯分析)

都市のグラフィティ(落書き)問題に対し、その魅力や表現性を客観的に分析・理解した上で、消去活動や合法的壁画アートへの転換実験を通じて地域の防犯意識や景観改善につなげた実践・分析の記録。

『空間デザインのための照明手法』

照明学会 編(編集幹事、分担執筆)、オーム社、2008.8

担当項目: 編集幹事 / 空間演出・心理評価章の執筆 / 表紙デザイン

建築や都市空間における「照明演出手法」の実務的専門書。空間の用途や印象に応じた照明デザインの考え方と計算手法を詳細に提示。

『空間デザインのための照明手法』表紙

表紙をデザインしました。

『色の百科事典』

日本色彩研究所 編(分担執筆)、丸善、2005.9

担当項目: 建築・都市空間における色彩と照明・光環境の相互作用に関する項目

色彩に関するあらゆる分野(物理・生理・心理・デザイン)の知見を網羅した事典。空間における色と光の評価手法について寄稿。

『色の百科事典』表紙

『環境心理学 上巻 理論と実践』

R.ギフォード 著(分担翻訳)、北大路書房、2005.7

担当項目: 第6章「テリトリアリティ」の翻訳

環境心理学の名著の邦訳。第6章では、占有の永続性や重要性に応じた「一次的テリトリー(自宅など)」、「二次的テリトリー(職場のデスクや常連店など)」、「公共的テリトリー(公園のベンチ等)」の分類と人間行動の関係性を解説。

『環境心理学 上巻 理論と実践』表紙

『なんでも測定団が行く』

武蔵工業大学 編(分担執筆)、講談社、2004.8

担当項目: 街の明かりや夜間環境の明るさ計測に関する執筆

身の回りのあらゆる環境現象を科学的に「測定」して解明する面白さを伝える科学書。夜間の街の明るさや光環境の測定を分かりやすく紹介。

『なんでも測定団が行く』表紙

『空間要素』

日本建築学会 編(分担執筆)、井上書院、2003

担当項目: 建築空間を構成する「光要素・照明」に関する章

建築空間を形作る様々な要素(素材・開口・光・色彩など)が、人間の認知や快適性に与える影響を分析した建築デザイン書。

『空間要素』表紙

『光と色の環境デザイン』

日本建築学会 編(編集主査、分担執筆)、オーム社、2001

担当項目: 編集主査 / 光と色の統合的環境計画章の執筆 / 表紙デザイン(シンガポール夜景)

建築から都市スケールまで、「光」と「色」を一体的に捉えて快適な環境を創出するための基本体系とデザイン手法をまとめた総合専門書。

「光と色の環境デザイン」刊行に寄せて(PDF)

『光と色の環境デザイン』表紙

表紙をデザインしました。シンガポールの夜景(2000.2撮影)

『空間演出』

日本建築学会 編(分担執筆)、井上書院、2000

担当項目: 光による空間の演出手法と心理的効果に関する記述

人と空間の関わりを「演出」の視点から捉え直し、照明・音・素材による心理的雰囲気のデザイン手法を論じた専門書。

『空間演出』表紙

『人間環境学 ― よりよい環境デザインへ ―』

日本建築学会 編(編集幹事、分担執筆)、朝倉書店、1998

担当項目: 編集幹事 / 視環境・人間工学章の執筆 / 表紙デザイン(エストニア・パルノ海岸)

人間行動と建築・都市環境の関わりを科学的に解明する人間環境学の体系的書籍。人と環境の快適な関係性をデザインする基礎理論。

『人間環境学 ― よりよい環境デザインへ ―』表紙

表紙をデザインしました。エストニア・パルノの海岸(1996.8撮影)