二子玉川ライズ冬季環境演出
2015年11月〜2016年2月
東京都市大学工学部建築学科 小林茂雄研究室(東京都世田谷区)では、2015年11月14日(土)〜2016年2月29日(月)、二子玉川に集う多様な人々が、地域に一層の愛着を持つことを願っ て、二子玉川ライズ リボンストリートを、光を生かした冬季環境演出「ときの旅人」で彩ります。
この取り組みは、地域貢献活動として、同研究室がこれまで培ってきた空間心理に基づく光環境に関する研究成果を、学生主体のフィールドワークを通して還元することを目的に行います。二子玉川の特徴的な環境である光・川・風を生かして、多摩川の水や行き交う人の流れ、移り変わる時を「光の反射」を用い、表現します。
また、12月4日(金)~6日(日)には、LED電球で光る花を作る、ワークショップ「ライズ花筏(はないかだ)イルミネーション」を開催します(参加無料)。制作された花はリボンストリート内に飾られ、演出の一部を担います。当ワークショップを通して、街づくりへの参加を意識できるよう図っています。
照明学会発表ポスター
照明演出の趣旨
冬季環境演出の期間中に、二子玉川ライズを訪れる人々に光の作品を制作してもらい、リボンストリートに設置してもらうワークショップ「花筏イルミネーション」を開催しました。
メッシュ状の布、砲弾型LEDとボタン電池、強力なマグネットを組み合わせて、風で揺らぐ「光る花」を制作してもらうというものです。LEDは多摩川をイメージして青と白の2色に限定しました。各自でつくった「光る花」を、リボンストリートの手摺や看板や支柱など、マグネットが接着する様々な金属部位に貼り付けていきます。素材の色選びや貼付ける場所を参加者に自由に選んでもらうことで、自らの作品が環境演出の一部になるように考えました。
ワークショップは2015年12月4〜6日の16時〜21時に実施しました。3日間で合計796人が参加し、光る花は合計1,700個の花がつくられました。一つ一つの光る花には大きなインパクトがあるわけではありませんが、小さな光る花が連なることで、その違いはより際立って美しく見えることになりました。
ワークショップポスター
ワークショップ風景