内装色が家具の色彩選定とレイアウトに与える影響


室内空間において家具の色彩を選定する際、壁や床の内装の色彩を考慮に入れることは重要である。色彩の持つ心理的効果は対象色だけでなく背景色との組み合わせによって変わることから、室内の大面積を占める壁や床などの内装色彩は、内部に配置される家具色彩の持つ印象を左右する要因となる。また、内装色彩は家具の色彩の選定に影響を与えるだけでなく、家具をどのようにレイアウトするかということにも影響を与える可能性があると考えられる。内装色彩によって家具色彩やレイアウトがどの程度変わるのかを知ることは、内装色彩が予め定まったり、先に決定したりするような空間でのインテリア計画において考慮するべき一つの知見となりうると思われる。

内装色の違いによって好まれる家具配置や家具配色の特徴を把握するため、インテリアの色彩調査や家具配置実験を行っている。

関連発表論文
小林茂雄、萩原利衣子:インテリアの内装色彩が家具の色彩選定とレイアウトに与える影響 カフェの模型を用いた家具レイアウト実験による検討、日本建築学会環境系論文集、No.571、pp.17-23、2003.9


実験風景