熱川温泉ライトアップ2016
温泉やぐらと湯煙を照らす
東伊豆町の熱川温泉を盛り上げるライトアップイベンが、東伊豆町、ぼんぼり光環境計画、建築学科小林研究室、工学院大学西森研究室との協力のもとスタートしました。
ライトアップは2016年8月末まで。ただし、温泉やぐらは9月以降も設置。
熱川温泉花火大会(7/22、23)の50周年記念事業の一環で、伊豆の温泉地の魅力を伝えるために企画されたものです。ライトアップ場所は、伊豆を代表する温泉地のシンボル“温泉やぐら”、伊豆熱川駅前広場、温泉街を通る河川沿いの遊歩道などで、温泉街とその周辺を設置されたライトが華やかに照らし、温泉の湯けむりと相まって幻想的な雰囲気を演出しています。
見どころは温泉地ならではの4つの“温泉やぐら”で、やぐらの構造本体に白熱電球、外側からのライトアップにLEDが使用されています。各やぐらは5分程度で回れる距離にあって散策もしやすく、旅館などが連なる一柳閣前坂前は、ライトアップと宿の灯りの相乗効果でレトロ感が楽しめます。
熱川温泉と同時期に、同じ東伊豆町の稲取漁港のライトアップも行っています。
またこれらのライトアップは、地域の特徴を出すという目的だけでなく、夜間の津波からの避難路を目立たせたり、避難時に目印となる箇所をライトアップしてわかりやすくするなど、避難照明の役割も果たすよう計画的に設置されています。
ライトに照らされた迫力のある”温泉やぐら”の湯煙
柔らかな光と影が醸し出す風情
ライトアップで照らし出される敷石の模様
一柳閣前坂前は時間がゆったりと流れる雰囲気
■熱川温泉ライトアップの取組みについては、以下の新聞でも掲載されています。
・静岡新聞・・・「闇に浮かぶ湯煙 温泉街を夜間照明 東伊豆・熱川」
・伊豆新聞・・・「温泉やぐらを電照 白熱球100個で旅情―熱川観光協」 ・ 「港照らす郷愁の光 東伊豆・稲取で社会実験」