活動報告










『手に持っているのと同じしましまのチョウチョが5匹隠れています
5 分以内にできるだけ多く見つけてきてね。』

まずは入り口を入るとスタッフがこの中にいる蝶についてのあるストーリーを語ります。
子供たち皆さんはスタッフの者の話に耳を傾け、中の暗さへの期待や不安を持ちながら話を聞いてくれました。



さあ準備が整ったら
幸運のチョウチョが住む森の中に出発しましょう!




これが実際に体験してもらった部屋の入り口です。
いざ中へ…
 実際の暗闇を体験するには明るい部屋から暗い部屋にいきなり移動しようとすると光が入り込んでしまって
中のしかけがばれてしまいます。そこでどの様な空間なのかを最後まで知らない様にするために、
明るい空間と暗い空間を結ぶその中間となる部屋をもうけます。そこに入っただけでも暗いと感じる人も多く、
叫んでしまう人もいるほどでした。


不安





 本当に真っ暗になって何も見えないと不安を覚えます。
そんな不安から体験していただいた方々は誰かと一緒にいようとする
人が多く、「○○ちゃんどこ〜?」などと言って
安心感を得ようとしている人がたくさんいました。



手探り



暗い空間でいきなり壁があらわれたら誰でもぶつかってしまうと思います。
そんな恐怖から体をぶつけないように手を前に出す事で
前方にあるものを確認して危険を避けようと無意識に両手を
前に出して歩く人がたくさんいました。
また暗い中でものを探すのに大事になってくるのは触感です。
壁に手を当てたり、蝶を探したりする人の姿もたくさんいました。



誰?





立ちはだかるモノへの不安もありますが、どこに誰がいるのか分らないという恐怖もあります。
暗いとどこに誰がいるか分らず人にぶつかったりした際には誰?と一緒に体験している人に声をかけていました。
人は顔が見えなくても声で相手が誰なのか分ります。
つまり普段明るい中では話さずともどこの誰が目の前にいるのかは分りますが、
暗い事で知らない人でも知っている人でも相手に声をかけなければ自分が今どんな場所にいて、
誰のそばにいるのかという事が分りません。
ここで知らないうちにコミュニケーションが生まれます。



足元



視覚、聴覚の次に敏感になるのは触感です。
足元にいくつかのしかけをつけましたが、その上に乗った際に変な感触の
ものを踏んでしまったと認識し、声をあげたりその物体が何であるかを
見破ろうとする人もいました。特に足元で起こる不思議な感触は
不意打ちである事も多く、目の前にある蝶よりも特に興味を示していました。



発見






中にいる蝶のうち5羽のみが正解の蝶でしたが、暗闇の中で同じものを見つけた時の嬉しさは
明るい中でただ見つける事よりも格段に嬉しい様で
見つけた子供たちは喜びながら楽しく蝶を探していました。



終了




全く同じ蝶は部屋の中には合計5匹いました。
この日の最高記録は。。。なんと4匹!!
5匹目は実は壁にあったポケットの中にしこんであったのですが…
壁を探す子供たちは非常に少なく、結局全部を見つけられたチームは一組もいませんでした。
残念!!



地図を描いてみよう!






探し終わった後は子どもたちに暗闇の中で歩いた道筋や
実際に中の空間がどうなっているかを考えてもらい、
地図を描いてもらいました!!
「え〜覚えてないよぉ!」と言いながらも一生懸命中を思い出そうと奮闘する子供たち。






子どもたちと談話しながら何を描いたかチェック…
皆さん何が置いてあったかを予想以上に理解していました。
子どもの想像力には脱帽です…



ネタバレ

…この後参加していただいた人たちだけに最後部屋のたねあかしをしました。

皆さん、予想以上に単純な空間にとても驚いていました。

ホームページをごらんの皆さんは、描いてもらった地図を見てどんな空間だったかを
想像してください!
(クリックすると拡大します)





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